小さな鍵と錠に、独自の精密技術と社会への答えを込めて。
今日も新しい安全と安心を生み出しています。
セキュリティの本質を、多様な視点から追究しています。
お客様のニーズをもとに試作検討を繰り返して新製品は完成します。しかし、わたしたちの製品開発にはその先があります。市場からの要望を受け入れ、さらに改良を加え続けることで製品を進化させていくのです。たとえば1997年に開発したV18シリンダー。当時最高峰であったこの製品にも、わたしたちは追究の手を緩めませんでした。防犯性の強化、安全性の向上、操作性…長年の改良を積み重ねて誕生したのがグランブイ(GV)シリンダーです。現在、世界で最高峰と称されるこの製品。しかしわたしたちはこれに満足することなく、さらに鍵と錠の本質を追究し続けていきます。
独自の技術力の結集と、ニーズ追求の視点により開発された新製品
「ディンプルキー・リバーシブル ピンシリンダー・グランブイ(GV)シリンダー」
最高レベルの防犯構造と、
1,000兆2,800億通りの鍵違いを生み出す技術力。
ミクロンレベルの高精度切削加工技術により生まれた高次元のセキュリティ。ピッキングなどあらゆる不正解錠に強く、しかも膨大な鍵違いを実現。この構造には同時に、シリンダーへの差し込みやすさという操作性や、持ち手にやさしいというデザイン性など、見えない部分での工夫が随所に込められています。
防犯性の継続と管理者の効率を考えたシステム思想。
(ユニバーサル・キーシステム/UKS 2)
鍵の紛失や、入居者が入れ替わった際のシリンダー交換を不要にしました。繰り返しキーチェンジができ、防犯性の維持が可能。お客様のニーズを考えることから進化したシステムです。
画期的な製品群は、社会に潜むニーズを探ることから生まれています。
わたしたちの製品開発には3つのスタートがあります。
1つ目は、人と空間の心地よい関係についての基礎研究から生まれるもの。たとえばユニバーサル・キーシステムは、何十年にもわたる研究と切削技術の進化によって誕生しました。
また2つ目は、サッシ・建具メーカーなどお客様からのご要望から生まれるもの。たとえば、デザイン性や操作性に優れた業界初のプッシュ・プル錠。これも、玄関ドアのデザイン性向上に伴い、ノブ式・レバー式に変わるものをとの要望をもとに研究開発が進められた結果です。
そして最後に、実際の使用感を見直して生まれる改善。防犯性、施解錠のスムーズさ、消音性など、こまかな部分での改良の継続により、わたしたちの製品はつねに進化を続けています。
製品、技術、特許、事例など数多くの「知の蓄積」が、製品開発に生かされています。
創業当時の製品から現在にいたるまで、数多くの鍵と錠をわたしたちは世に送り出してきました。それらの開発思想は「人と空間の心地よい関係」に対する先人の知恵として受け継がれています。また、お客様からのご要望、特許情報などの膨大な蓄積もわたしたちの財産です。社会からのニーズと、これまでの知恵、そこに自らの発想を加え、新しい製品を生み出しています。